波動のお話
今回は主にスピリチュアルに出てくる「波動」についてお話したいと思います。
いつものことながら、このお話も「視点」によってその意味が違ってきます。
(´_ゝ`)ふーん
ではさっそくそれぞれの視点で、順番に説明していきます。
そもそも波動って何?
「そもそも波動って何?」
ということなんですが、簡単に言うと私たち人間ももちろんそうですが、すべての万物は元をたどっていくと「エネルギー」なんです。
→エネルギー(波動)とは?スピリチュアルにもあるこの世の仕組み
そのエネルギーの振動数(密度)によって、「これは人間」「これは動物」「これは植物」「これはお金」というような違いがあります。
例えば波動が高いというのは、以前このブログでもこのお話でしたような「ワンネス(全体)」に近い波動になります。
(「近い」とわざと書いた理由はワンネスまでいくと「高い低い」というものがないからです。)
→ワンネスとは?スピリチュアルにある話をわかりやすく説明します
波動が高いというのはわかりやすいもので言えば、自然の中など人工的ではない場所です。
(人工的なものでも綺麗に掃除されている場所は波動が高いです。)
人間で言えば、いつも怒っていたりイライラしている人ではなく、おだやかな人や優しい人です。
「なんで私ばっかり、、」
というような世界と分離している状態は波動的に言うと低く、
「○○のおかげだな~」
というような、世界との一体感のあるような状態は波動が高いとも言えます。
先ほど「お金」という言葉を使いましたが、お金も同じエネルギーの一つなので、
「お金は汚いものだ!」
とかお金自体を否定するような人には、基本的にお金は集まってきません。
ある視点から見れば、お金自体に意味も価値もないです。
人間がそれぞれ「お金とはこういうもの」と、勝手に意味や価値をつけているだけ。
例えば人間関係でも、
「人間なんて嫌い!」
と言ってる人のところに人が集まるわけないですよね。笑
それといっしょで、
「お金なんて汚いものだ!」
「お金をたくさん持つと苦労する!」
と言ったり思っていると、その人自体そういう波動(エネルギー)になります。
→「お金とはエネルギー(波動)」スピリチュアルな視点からの循環のお話
こういう場合、当然お金は離れていったり、「思考は現実化する」という言葉もあるように、本当にお金で苦労するような事が起きたりします。
具体的には出費が増えるとかそういう単純な事ではなくて、巡り合わせ自体が少なくなっていくイメージですね。
さっきは「波動が高い」という話をしましたが、逆の「波動が低い」という場合は単純にその逆という事になります。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、この波動というのは振動数、周波数なので人間関係でいえば同じような人と自然と付き合うようになります。
人の悪口ばかり言ってるところには、同じような人が集まります。
そしてこの波動というものも、川の流れのようにずっと同じではなく変化し続けます。
「あれ?昔はあんなに仲良かったのになんか最近居心地が良くない、、」
という場合は、相手が悪いとか自分が悪いとかではなくて、単に「波動が変わった」だけの事なんですね。
だから相手を無理に変えようとかするのではなくて、あまり違和感があるようなら距離を置くとか、そっと離れたほうがお互いのためにはいいです。
そしてこういう話をすると、
- 波動が高い=良い
- 波動が低い=悪い
という単純な二元的のお話になりやすいですが、それも視点によって変わります。
確かに波動が高いほうが世の中的にはいいんですが、「低い」があるから「高い」がわかるようにバランスを取るにはどちらも必要なんです。
映画でもいわゆる悪役がいるからこそ、ストーリーが面白くなるのと同じように、白をより認識するには背景の黒が必要になるのと同じです。
また、この世を学芸会に例えるなら、波動が高い人も低い人もそれぞれが「そういう役割」とも言えます。
もちろんその役割はずーっと同じの人もいれば、当然変わる人もいます。
「波動を高くするにはどうしたらいいの?」
という方法みたいな情報もたくさんありますが、これはある意味では「どうしようもないもの」とも言えます。
という視点が、悟り系のお話にもある「人生は全て決まっている」という「運命論」というものです。
→人生はすべて決まっている?運命と宿命の違いをわかりやすく伝えます
また別の視点から言えば、
「人生は自分次第で変えていける!」
という先ほども出た「思考は現実化する」という視点もあります。
この一見矛盾した視点は別にどちらが正しいというものはなくて、どちらも正しいです。笑
(´_ゝ`)あらやだ!
ではここからは「波動を上げるにはどうしたらいいの?」という部分を、簡単にですがお話していきます。
波動を上げる方法とは?
例えば、
「波動を上げるぞー!」
って無理にニコニコしておだやかになろうとしても、そういうのはなんちゃってなので、すぐにメッキがはがれます。
「感謝しなさい!」
も同じ事なんですが、波動って行為ではなく状態なので、なろうとしてなれるものでもないです。
道端で自然に咲いてる花は、無理に何かになろうとしてないですよね。
「ただそうである」
という状態。
ある視点から言えば波動というのは高ければ高いほど、人間の肉体のような物質的なものからは離れたものになります。
究極的には最初に言ったワンネスが元になりますが、まあここまでくると高い低いの次元ではないですけどね。笑
自然に囲まれた場所に行くとなんだか癒されるのは、そういった場所は波動が高いからです。
逆に都会の人混みのような場所に行くと、なんだか疲れるのはそういった場所は波動が低いからです。
(この「波動が低い」というのは=「邪気」という言葉にもなります。)
→邪気(負のエネルギー)がある人や場所の特徴とその本当の正体
リラックス状態も波動が高い状態です。
よくお風呂に入っていたりトイレなどで、
「いいアイデアを思いついた!」
というのは波動が高まった事によってよりいい振動数になり、同じ振動数の情報と繋がる事ができるからなんですね。
こういうのをスピリチュアルではアカシックレコードと言ったりしますが、ここではまた話が長くなりそうなので割愛します。笑
「波動を高めるにはどうしたらいいの?」
これは別にそんなに難しく考える必要はないです。
さっきも言ったようにお風呂でリラックスしたり、好きな音楽を聞いたり、部屋を掃除したりなるべく、自分の気分がよくなる事を選択していくだけです。
→掃除をすると運気(波動)が上がる理由をわかりやすく教えます
付き合う人も選んだりもそうですが、もちろん嫌な事を「すべて排除する」のは難しいです。
でもある程度は、自分の意思で選択はできますよね。
僕自身も昔に比べると、いろいろなものや事を排除しました。
それによって人に「よく思われない場合」ももちろんありましたが、それでもいいと選択してきました。
それはなぜかというと、自分が死ぬ時になるべく後悔したくなかったからなんですね。
「なるべく」と書いたのは、やはりこの世に生きていく以上「完璧」は無理だと思います。
ただ、やはり自分で選択できる範囲では、
「どう生きたいのか?」
という事を自分に聞いて行動するようにしています。
そうして結果的に昔の自分と今の自分を比べた時に、結果的に今のほうが楽しく生きれています。
これは「何かを得るには何かを捨てる」という言葉が、イメージとしては近いかな~と思います。
また別の視点から言えば、波動を上げるヒントは「日常」の中に常にあって、それは食事、睡眠、お風呂に関係しています。
(その辺りの詳しいお話は、こちらの記事で説明しています。)
→エネルギー(波動)を高める方法の鍵は日常の食事、睡眠、お風呂にある
波動って特別な人のもの?
実は、、本当に書きたい事はここからなんです。笑
(´_ゝ`)前フリながっ笑
波動と聞くとなんだかそういう、
「スピリチュアルな人のだけのもの」
みたいなイメージがありますが、僕はそうとは思いません。
例えば、スピリチュアルな話なんてなにも知らない畑仕事しているおじいさんが、めちゃくちゃ波動が高い場合もあると思います。
逆に言えばスピリチュアルな仕事をしている人が、「イコール波動が高いのか?」と言えばそうでもないと思います。
例えば、波動調整とか仕事にしているスピリチュアルな人もいますが、別に波動調整なんてしなくてもさっきも説明したように、好きな音楽聞いたり自然の多い場所に行ったり掃除したりすれば、それが自然と波動調整になっている事もあると思います。
これは別に波動調整を生業にしている人が間違ってるとかという事ではなくて、それに対して需要があってお客さんが満足していれば、それはそれでいいと僕は思っています。
みんなそれぞれ、「好きなもの」が違いますからね。
波動って別に特別な誰かの何かではなく、みんな元々がそうであるという事。
そしてある視点から見れば「高い低い」という概念がありますが、逆説的に言えば、
「そんな事自体、別に気にしなくていい」
とも言えます。
別にその人の中だけでやっている分にはいいと思いますが、
「私、波動高い~!うぇーい!あなたは波動低い~!はいダメ~!」
と言ったり人に押し付けてる時点で、正しい間違ってる波動どうこう以前に、
「それって本当にやってて楽しいの?」
という事ですよね。笑
まとめ
波動なんて言葉知らなくても、幸せな人は幸せだし、たとえ知っていてもゴチャゴチャした人生を送る人もいる。
波動が人生を変えるのではなくて、自分(内側)が変わることによって波動が変わるんですね。
今回もいろいろと書きましたが、まず最初の段階でできることは、
「自分のできる範囲で自分の気分がよくなる選択をする」
という事だと僕は思います。
追記
ここまでお話してきたに自分の気分がよくなる選択をするというのは、「人生のステージ」で言うところのステージ1(欲望)、ステージ2(自己実現)の人に相性のいいお話です。
これはお気づきのように、想いの先が自分のためだからです。
人にはそれぞれ魂レベルの段階というものがあるので、どれが正しい間違いという話ではないです。
そして想いの先が人のためというのは、ステージ3(貢献)、ステージ4(使命)の人のマインドです。
この「人のため」が自己犠牲に感じるうちはステージ1、2の人の特徴です。
人のためが回りまわって、自分のためになるのが循環です。
波動がより高い人ほど人のために何か行動し、回りまわってエネルギーが還ってきて、さらに自分の波動が高くなって循環しているというイメージですね。
人に喜んでもらうことが自分の喜びになっている。
この状態が世界との一体感であり、この一体感が強い人ほど波動が高いとも言えます。
ある視点では「波動が高い人」=「ステージが高い人」とも言えますね。
「人生のステージ」についてはこちらの記事をどうぞ。
→人生のステージ(魂レベル)にある4つの段階と高い人低い人の特徴