ワンネスの意味とこの世での効果効能について
今回はスピリチュアルの世界でも主に悟り系に出てくる、「ワンネス」について書いてみたいと思います。
そもそもまず、
「それって何?」
という事なんですけど、これも以前に説明した「非二元」の話とカブる部分があるので、まだ読んでない場合は一読しておくことをおすすめします。
→非二元論は危険?ノンデュアリティーについてわかりやすく説明します
ワンネスとはよく、
- 「すべては一つ」
- 「すべては繋がっている」
- 「すべては意識から創造された」
など言葉にするといろいろな表現があります。
このお話も「視点」によって答えが変わります。
ワンネスとは非二元の時と同じで、言葉にした時点で概念化してしまうので、説明するのは正直無理があります。笑
でもこれはブログなのであえて無理やり言葉にすると、
「あらゆる概念がなくすべて」
というなんだか謎解きのような言葉になります。
・時間という概念がない。
・場所(空間)という概念がない。
・生と死という概念がない。
・はじまりもおわりもない。
というイメージですね。
少しわかりやすく例えると宇宙が誕生する「ビッグバンの前の状態」というと、なんとなくイメージしやすいかなと思います。
(´_ゝ`)ちょっと何言ってるのかわかんないんですけど、、
そしてこういう話を聞くと、
「なんとなく壮大な話だけど、私には関係ないよね。」
と普通は思いますが、ある視点から見ればこのブログを読んでいるあなたも、書いている僕もこの地球上の人間も動物も、存在するすべてが「元々は同じ」という事なんです。
ワンネス視点とは?
「元々は」と書いたのは、時間という概念のあるこの世界の話ですが、ワンネス視点から見れば時間という概念はないので、今この瞬間も私たちは同じ(1つ)という事になります。
よく悟りを開いた人が、
「私たち(存在)はすべて一つだったんだ!」
という言葉はここからきてるんですね。
このワンネスという言葉は他にも、「愛」とか「神」とかそういう言葉で表現されます。
例えば神という視点で見れば、あなたも僕も「神そのもの」という事になります。
「え?自分が神様?神様ってもっとなんでも思い通りにする力があるんじゃないの?」
そうなんですよね。
元々「全て(神)」な存在なのに、ぜんぜんそうとは思えないですよね。笑
元々、全て(神)だったけど、宇宙を創造した。
そして地球を創造した。
そして人間を創造した。
元々全てだったのに、それぞれに「私がいる」という自我を持たせて、わざわざ全てから「私という個」の状態を作りました。
「全て」はなんでこの世界を作ったのか?
なんでかわかります?
(´_ゝ`)いやさっきから何言ってるのかわからないんですけど、、
、、、
それは全て以外のものになりたかったから
「じゃあ全て以外のものって何?」
- 「全て=完璧」
- 「全てじゃない=不完全」
悟りの世界で有名な、ブッダが言ったといわれる有名な言葉があります。
「この世は苦(思い通りにならない)」
これがこの世界、そして私たちが存在する意味(答え)です。
こういう有名どころの人物の言葉を使うのは、個人的にあんまり好きではないんですが、イメージしやすいかなと思いあえて使わせてもらいました。
そしてこのお話は、遊園地に例えるとわかりやすいです。
遊園地ってユルい乗り物から絶叫系の乗り物もあります。
ユルい乗り物はまあいいんですが、絶叫系の乗り物って僕は苦手なんですけど好きな人もたくさんいますよね。
別に乗らなくてもいいのに、あんな恐ろしいものにわざわざ乗るんです。
「別に乗らなくてもいいのに」
「わざわざ」
ですよ?笑
ここがポイントで、元々全て(完璧)なものが別に創造しなくてもいいのに、わざわざこの宇宙や世界を作ったんです。
「それって意味あるの?」
と聞かれれば、ある視点から見れば「ない」です。
「はじまりもおわりもない」ですからね。笑
この「全て」とか「神」と聞いても、正直ピンとこない人もいるかと思います。
これに関しては昔「LUCY」という映画があったんですが、あれがイメージ的に近いです。
↓映画「LUCY」の公式紹介動画です。
[出典 https://www.youtube.com/watch?v=sx_bLvKF6o4]
この世界で神(全て)になる、「思い通りになる」というのはどういう事なの?という部分が映像として見れるのでわかりやすいと思います。
思い通りになると聞くとなんだか「いいイメージ」しかないように感じますが、この世界はそんな単純で甘いところではないです。
思い通りのパーセントが上がれば上がるほど、人間らしさという自我も比例して崩壊していきます。
「悲しい」という感情がなくなるのと同時に、「楽しい」という感情もなくなるイメージですね。
まあこのあたりの詳しい説明に関しては、興味があれば100円ぐらいでレンタルできると思うので確認してみてください。
では次にこのワンネスというものが、私たちが現在存在している
「この世で活用できるのか?」
という説明をしたいと思います。
ワンネス体験の効果効能
- 「全ては繋がっていて一つ」
- 「私という個は本来存在しない」
- 「時間も場所も幻想」
- 「この世は幻想」
極論、これらの事は「正しい、間違ってる」という事をどちらも証明する事はできないです。
「私はワンネス体験をした!」
という人はいますが、それはあくまでもその人から見た世界の中の話なので、全ての人に対しての証明にならないです。
そしてもっと厳密に言えば、「体験者自体が存在しない」ので体験というのも矛盾してしまいます。
仮に体験したとして、
「この世界で役に立つの?」
という部分ですが、所詮チラ見程度の事なので役には立ちません。
例えば「工場見学」に行ったら、そこの商品を作れるのか?と聞かれれば作れないですよね?笑
所詮チラ見なので、「は~いいもん見たな~。」程度のもの。
なのでワンネス体験はこの世で「具体的に何か」役に立つものではないんですが、それによって「視点が増える」という意味では役に立つとも言えますね。
まとめ
ワンネスのお話も話としてなら面白いですが、あんまり入り込んじゃってるような人とは距離を置いたほうがいいと思います。
幻想だろうと分離した個だろうと、この世界にはこの世界のルールがあるし、二元の世界に存在している事にはやはり「理由」があります。
存在(二元)しているうちは、基本的にはこの世界(二元)の事だけを考えて生きていけばいいと僕は思います。
どうしてもそれ(ワンネス)を考えたい場合は、暇つぶしという名目ならアリだと思いますが。
追記
また別のエネルギー的な視点から見ると、このワンネスという視点は一番エネルギーが高い状態とも言えます。
→エネルギー(波動)とは?スピリチュアルにもあるこの世の仕組み
- エネルギーが高い=「世界との一体感」
- エネルギーが低い=「世界との分離」
厳密に言えばワンネスには「高い低い」は存在しないんですが、
「おかげさま。」
「ありがたいな。」
というマインドは、世界と一体感があるワンネスに近い状態なので幸福度が高いです。
逆に、
「あいつのせいで。」
「自分さえよければ。」
というマインドは世界と分離をしているので、ワンネスから遠い状態になり幸福度は低いです。
これも「分離=悪い」という事ではなくて、その分離の経験のおかげで「より魂が成長できる」という視点もあります。
ワンネスというものもそこだけ切り取って使うのではなく、「この世の仕組みとエネルギー」という大きな視点から見るとその意味が出てくると思うので、いいも悪いもやはり「扱う人次第」だと僕は思います。
「ワンネス的な考え方ってヤバいの?」についてはこちら
→僕が思うスピリチュアルにある悟りや非二元の言葉に潜むデメリット