自由という罠
今回は「人は自由になるほど不自由になる」というテーマでお話してみたいと思います。
(´<_｀ )はい？
この世は「二元性」の世界なので「自由」の裏側には「不自由」が存在するし、その逆もまた然りです。
一言で「自由」といってもいろいろなパターンがあって、それを超大まかに分けると、
- 「物質的(肉体的)な自由」
- 「精神的な自由」
に分けることができます。
そして先に結論を言うと、人間というのは
「物質的(肉体的)にある程度不自由な方がいい。」
ということになります。
(あくまでも僕の個人的な話です。)
(´<_｀ )え？
ではここからどういう事なのか順番に説明していきます。
自由と幸せ
例えば身近な分かりやすい例で言うと、定年退職をして毎日とくにやることがなくなった男性がいます。
「毎日朝早く起きて会社に行かなくていいし、だらだらしててもいし最高～！」
毎日毎日、運動もしなくて家でダラダラ、好きなお酒を朝から飲んで、夜更かし、朝も遅くまで好きな時間に起きる。
この男性はまさに「自由」を手に入れました。
果たしてこの自由は「幸せ」なんでしょうか？
もう少し正確に言えば、この自由は「いつまで」続くんでしょうか？
お気づきのようにこんな生活を続けていた男性は病気になり、余命宣告をされて手に入れたと思っていた自由は泡のように消えて、むしろ「不自由」になりました。(これは実際よくある話です。)
「自由になる」=「自分の好き勝手やる」
というのは一見よさそうに思えますが、「健康」の面で見ると「害」になることもあります。
縛りから得られるもの
例えばスポーツの世界で言うと、今年大活躍をした大谷翔平選手は「大記録」「偉業」というものを手に入れるために、練習量、睡眠時間、食事制限、時間管理など「すべて野球のため」に費やしてきました。
これはある意味で、自分自身に「不自由」という「縛り」を与える事によって、より大きな「力(結果)」を手に入れたことになります。
漫画「呪術廻戦」の世界でもそうなんですが、この「縛り(不自由)」の条件が大きければ大きいほど、得られる「力(自由)」が大きくなります。
この「不自由」という言葉だけを見るとなんだか「よくない」みたいなイメージがありますけど、人がより成長や飛躍をするためには「不自由」という縛りが必要なんですね。
人という生き物は当たり前ですけど「不完全」な生き物です。
「完全」だったらそもそもこの世に人間として存在していません。笑
だから「はい！今日から働かなくていいし、好き勝手自由に生きていいよ～！」と「自由」を与えられるとだいたいの人は「ろくな事」になりません。
分かりやすい例だと、よく海外とかで突然宝くじで高額当選した人が大金という「自由」を手に入れて、その人の「その後」を追っていくとだいたいろくな事になってないパターンかが多いです。
(もちろんすべてではなく人によりますが。笑)
「人は自由になるほど不自由になる。」という一つの例ですね。
精神的な不自由
また「精神的な自由」という視点で言うと、人は選択肢が増えるほど不自由になるとも言えます。
例えばランチを食べに飲食店に入って、ランチメニューの数が「５」と「100」ある店があるとします。
一見たくさんメニューがある方がよさそうにも思えますが、選択肢が多すぎると考える事が多くなり余計なエネルギーを消費してしまいます。
これは「断捨離」にも通じる話で、部屋に物が多ければ多いほど、視覚から脳に多くの情報が送られて処理しないといけなくなるので、結果余計なエネルギーを使ってしまいます。
また別の視点から言えば、例えば「不倫」というのは「物質的(肉体的)」に自由な事をしているわけですが、反面、心のどこかに常に家族に対して「罪悪感」というものがあり続けるので精神的な面では「不自由」と言えます。
これも「人は自由になるほど不自由になる。」パターンですね。
まとめ
人は「自由」と聞くと「いいもの」、「不自由」と聞くと「悪いもの」とイメージしがちですが、最初にも言ったようにこの世は二元性の世界なので、
「自由だからこそ失うもの」
「不自由だからこそ得るもの」
があります。
理想的なのは、
「物質的(肉体的)にある程度不自由で精神的には自由」
だと個人的には思います。
まあこれも絶対的な正解はないので、「人それぞれ」だと思いますけど。笑
(´<_｀ )ひっひっひき肉でーす！
というわけで今回は「人は自由になるほど不自由になる」というテーマでお話しました。
ありがとうございました。(合掌)
【ノリオススメの記事】
→【今の自分を変えるには？】心理学や量子力学にもある観測者効果のお話
→【ニュース番組は危険？】スピリチュアル的な視点から見たエネルギー（運気）のお話
→【脳波と波動】についてスピリチュアルな視点から簡単に説明します