知っておきたい「視点」の上げ下げ
今回は「スピリチュアルの落とし穴」とも言えるし、人生の幸せ(幸福度)にも関係する「視点の上げ下げの重要性」についてお話していきたいと思います。
(´_ゝ`)ふーん
その前にまず「そもそも視点って何?」という事なんですが、その詳しい説明はこちらの記事を一読してください。
→【視点を変えると人生が変わる?】わかりやすい例文で説明します
「そんなん読むの面倒くさい!」
という面倒くさがり方のために視点について超簡単に説明すると、笑 物事にはいろいろな解釈や価値観があって、「答え(真実)」というのはそれを見る人によって変わるということです。
例えばあなたにとっては「嫌いな食べ物」でも、違う人からすれば「好きな食べ物」になるというカンジですね。
フラットな視点から見ればその食べ物に「いい、悪い」はなくて、「ただそうである」という状態です。
そして人間が「好き、普通、嫌い」という意味や価値をつけているというイメージですね。
そして今のようなお話が視点の「横軸」になり、今回は視点の「縦軸」についてお話していきたいと思います。
視点の上げ下げについて
「視点の縦軸ってなんぞや?」
ということなんですが、視点には「高い」と「低い」があります。
まず低い視点とは、別の言葉で言えば「三次元の視点」になります。
三次元とは私たちが今存在しているこの世界の事で、これはこの世界での方法論など、
「じゃあ具体的にどうしたらいいの?」
という視点です。
逆に高い視点というのは別の言葉で言えば、「高次元(神)の視点」になります。
先ほどの「具体的」とは逆になるので、視点が高くなるほど「抽象度」も上がっていきます。
「抽象度が上がる」とはどういう事かと言うと、先ほどの具体的とは逆になって、目に見えて分かる(物質的)ものから遠ざかり、目に見えない世界のお話になっていきます。
例えば、
「感謝していればいいことが起きる。」
というような言葉は抽象度(視点)が高いものになります。
本当に「いいこと」が起きるのかどうかも証明できないし、
「どこからどこまでが感謝なの?」
というように具体的な部分がわからないですよね。
このように「目に見えない世界のお話」というものは、全般的に高い視点の話になります。
視点には高い低いがあって、どちらが「正しい、間違っている」というものはなく、この世界で生きていくにはどちらの視点も必要だし大事です。
もちろん、
「目に見えない世界なんて一切信じない!」
という人もいるのでそれはそれでいいんですが、どうせならいろいろな視点を持っていたほうがより幅が広がって人生を楽しめると僕は思います。
そしてここからが今回のテーマの本題で、その視点の高い低いを「バランスよく使いこなす」という事が大事なんですね。
「バランスよく使いこなすってどういうこと?」
という部分をこれからお話していきします。
スピリチュアルによくある落とし穴
スピリチュアルの中でも、主に「悟り系」と言われるお話は高い視点のお話が多いです。
例えば、
- 「あなたはそのままで完璧」
- 「なにがあっても大丈夫」
- 「人生はすべて決まっているからリラックスして生きればいいんだよ~。」
これらは悟り系によくあるとても耳障りのいい(高い視点の)言葉なんですが、「正しい、間違っている」という問題以前に、この視点の「まま」でいるのはスピリチュアルにある「落とし穴」というかけっこう危険なんです。
(´_ゝ`)え?
高い視点というのは、人生の中でどうしても辛い時期などの特効薬としてなら有効なんですが、「高い視点のまま」というのは特効薬を使い続けるのと同じでけっこう危ないんですね。
例えば「高速道路」で言うと、高速道路を走っている間は時速80キロぐらいで走行していてもなんら問題ないんですが、高速道路を降りて一般道で80キロ走行すれば危ないのと似ています。
プロレスで言えば「投げっ放しジャーマン状態」ですね。笑
視点というのは「高い」ところまで上げたら、今度は低いところまで「下げる事」も必要なんです。
先ほどの悟り系の例で言えば、
「あなたはそのままで完璧」
という高い視点も確かにあるんですが、もう少し視点を下げると人間(魂)が存在する理由は、生きている間に少しでも「魂を成長させる事」が目的であり、そのために日々精進する事が大事であってそこに完璧というものは存在しないです。
「関連記事」→【生きる意味が分からない?】あなたがこの世に存在する二つの理由
例えば本当は今の自分から「変わりたい!」と潜在意識で思っていても、
「いやいや!私はこのままで完璧なんだから、何も努力しなくていいんだ!」
と自分の中にある本当の想い(可能性)に無理やりフタをしてしまう場合が出てきます。
僕自身が今まで見てきて思った事は、スピリチュアル(悟り系)で本を出してビジネスをしているような人の中には、高い視点だけを切り取って、
「この話が真理(真実)です!キリッ」
とやるのはいいんですが、その後の「視点を下げる説明」がないので正直バランスが悪いな~という事でした。笑
もちろん低い視点のままではバランスが悪いので、このブログでもお伝えしているようにまずは「視点(抽象度)を上げる」という事は大事です。
そして視点を「上げて」終わりではなく、次に視点を「下げる」という事も同じくらい大事なんですね。
視点の上げ下げの重要性
「視点を下げる」とは、例えば僕のような自営業者で言えば、
- 「技術的な部分を磨く」
- 「お客さんの喜びそうなメニューを考える」
- 「集客のためにホームページを作る」
- 「ネットでの集客を勉強する」
などなど、抽象的な事ではなく「具体的な何かを行動する」という事です。
例えばスピリチュアルによくある「引き寄せの法則」で、
「とにかくいい気分でいればいいんだよ~。」
というものがありますが、引き寄せするのに第一歩として「気分」というものはもちろん大事なんですけど、その後の具体的な「何かを行動する」という事が大事なんですね。
また逆に高い視点(抽象度が高い)はどういう事かと言うと、
「この仕事を通してお客さん、そのお客さんに関わる人、そして世の中が幸せで豊かで平和になりますように。(なった。)」
というような想い(マインド)で活動(仕事)するという事です。
ここで重要なのは、
「それ本当にできるの?」
という部分(エゴ)は置いておいて、結果はあちら側にお任せして「そういう想いで生きる」ということですね。
- 高い視点=マインド(感謝など)
- 低い視点=物質的(技術的な事)
高い視点(マインド)があっても物質的な技術面が悪いとダメだし、逆に技術面だけよければ「想い(マインド)」はどうでもいいのか?と言えばそうではないですね。
視点の「高い低い」というのはどちらも大事で、同時にその扱い方(バランス)も大事になります。
そして「扱い方」とは、まずはそういう仕組みを「知る」ということですね。
最後にわかりやすい言葉で、今回のお話を締めたいと思います。
「目に見える世界、見えない世界どちらも大事。」
というわけで今回は、スピリチュアルの落とし穴とも言える「視点の上げ下げの重要性」についてのお話でした。
「関連記事」→【スピリチュアルは危険?】ハマると怖い洗脳系や特別意識系の特徴
悟り系は、創作の世界における「最初から超人の主人公」に近いような気がします。
修行をしなくても強い主人公なんて、努力すれば強くなれることを否定していますから。
そういえば、スピ系の方々は位の高い天使や神、銀河連邦の司令官といったお偉いさんを演出していますよね。自分は最初から偉いと思っているのかな?
「偉い」と思っている(思い込んでいる)存在もいるんでしょうね~。(^^)
実に明快でわかりやすい・・・です。私のうろこも落ちそうです(笑)
正に、高い(ような)啓蒙、例えば「私はいない」「無」「自我はないw」「ひとつワンネス」「愛一元」「人生は夢幻w」といったものに、傾倒感化し続けて8年経ちますが、現実生活には「不都合さ」はあっても「有利性」は気分的なものでしかありませんでした(笑)最近も妙な方向にはまり(今ここw)まして、意識もうろう状態の中にいます。。。もうスピの視点からは、退こうと決めてます。
誰か、こうした精神の観念の持ち運びに「警鐘」を鳴らす人はいないか?
で、あなたのブログが眼についた訳です。私は必要としましたし、あなたの意見を読んで、もう彷徨うことはしないと思うのです(わかりませんけどw)
スピの落差について書かれたこの記事は、私と同じような人に「支え」を与えるものです。読ませていただけて、幸いです。
アクアさんコメントありがとうございます。
「不都合さ」、、共感します。笑
スピの視点もあってもいいと思うんですけど、やはりこの世との「バランス」は大事だと思いますね。
ちょくちょく入る(心の声)が面白いです。笑(^u^)