
結婚と魂の関係とは?
今回はこの世における、「夫婦関係」というものについていろいろな視点からお話していきたいと思います。
夫婦関係と聞くと、
「私はまだ独身だし関係ない話だな~。」
という人もいるかもしれないですが、この夫婦関係というのは「恋人関係のパワーアップ版」のようなものなので、結婚してないからといって全く関係ないとも言えないんですね。
まずこの夫婦関係の結論を先に言ってしまうとそれは、
夫婦とは苦行です。
(´_ゝ`)あらやだ!
これを言ってしまうとイキなり身も蓋もない感じになってしまいますが、笑 オブラートに包んでも仕方ないので先に言いました。
結婚している人は分かると思いますが、夫婦関係ってみんな大なり小なり「思い通りにならない」ですよね。
(あ、ちなみに僕も既婚者です。笑)
この夫婦関係に限らず、この「思い通りにならない」という状態は、魂がめちゃくちゃ鍛えられる(レベルアップできる)んです。
「男と女」というこの世の二元性にもあるように、男と女はそもそもの「設定」が違うので、より思い通りになりにくくなっています。
少し厳密に言えば男性の中にも女性性はあるし、女性の中にも男性性はあります。
この「男性性と女性性」については詳しくやりだすと長くなってしまうので、また次回にお話します。
話を戻しまして、この夫婦関係も視点によって答えが変わりますが、例えば「すべて決まっている」というような運命論やワンネス視点から見れば、どんな状態の夫婦であっても、たとえ離婚していたとしてもそれはそれで「完璧」という視点もあります。
→【人生はすべて決まっている?】運命と宿命の違いをわかりやすく教えます
ただこの視点だと、いきなり話が終わってしまうので、笑 ここからもう少し人間的な視点からお話していきたいと思います。
さっきも少し説明したように夫婦関係というのは、「思い通りにならない」というもの(設定)なんですが、この夫婦関係というものがどれだけ難易度が高いのか?と言うとそれは、
神様でも離婚する。
というぐらいなんですね。笑
日本神話に出てくる神様でも、別れる(離婚する)というパターンがあるように、夫婦関係というのはそれだけ「思い通りにならない」という事です。
夫婦関係はシーソーゲーム?
夫婦関係というのはある視点から見ると「魂のレベルアップ」にとても有効なんですが、これは例えると公園で子供が遊ぶあの「シーソー」のような仕組みになっています。
(´_ゝ`)しーそー?
この世での魂の目的というのは「よりレベルアップする」という事なんですが、これはグラフにすると右肩上がりというわけではなくて、アップダウンを繰り返しながらレベルアップしていきます。
→【生きる意味が分からない?】あなたがこの世に存在する二つの理由
夫婦関係で言うと、例えば旦那さんが調子がいい時に限って、奥さんに問題が起きて上がっていたエネルギーが下げられるという事が起きたりします。
これは逆もまた然りです。
そしてこれは「いい、悪い」という狭い範囲の話ではなく、夫婦関係でそうした問題や困難が起きるからこそ、魂はよりレベルアップする事ができるという事です。
例えば僕自身も自営業者なのでよく見るんですが、NHKの朝の連続TVドラマ小説、通称「朝ドラ」を見てもらうと、よくこのシーソー状態を表現しているのでわかりやすいです。
ヒロインが調子悪い時には相手(旦那)が励ましたり、逆に旦那さんに試練が訪れている時には奥さんがめちゃくちゃ支えたりと、二人で人生の試練を乗り越えるというシーンがよくあります。
例えば天気でもずーっと「雨」が続かないのと同じで、夫婦関係もいい時、悪い時という状態がシーソーのギッコンバッタンとアップダウンを繰り返し「波」のように訪れます。
その波によって魂のトゲトゲが削られていき、より「丸(完璧)」に近づいていくイメージですね。
あと、よくある話では「一代で成功する人」というのは、すべてとまでは言いませんが、調べてみるとパートナーが影でめちゃくちゃ支えている場合が多いです。
人はどうしても「成功したその人」ばかりに目がいきがちです。
確かにその人の方法や努力も必要な事なんですが、成功したその人が100パーセントの力を発揮できるのは「影で支えている人」のおかげなんです。
「支える」というのはメンタル面もそうですが、「食」であったり「環境」であったりします。
これは別に夫婦関係に限らず、例えばアーティストがライブを成功させるにはその人だけの力では到底できなくて、必ずライブを裏で支える「裏方」の存在が必要なのと同じです。
「離婚=卒業」という視点
ここまで夫婦関係は「魂の苦行(レベルアップ)」と説明してきましたが、そういう事を言うとこんなツッコミも出てきます。
「夫婦関係は苦行ってのはなんとなくわかったけど、それはどんな理不尽な事でも耐えないといけないの?」
という疑問です。
これもケースバイケースなんですが、例えば「離婚」が絶対的にダメなのか?と言えばそうではないです。
例えば夫婦関係によって、お互いある程度魂のレベルアップが出来たとして、
「もうこの人との修行は終了したな、、」
という場合もあり、「いい、悪い」は別にして「離婚」=「卒業」という事が訪れるという視点もあります。
ただこれ、
「じゃあ私たちってもう卒業ですか?」
と聞かれても、それには明確な答えがあるわけではないので難しいところなんですが、とにかく「離婚」=「絶対ダメ」という事ではないという意味です。
あと、パートナーにあまりにも理不尽な仕打ち、命に関わるような状態なら「離れる(別れる)」という選択肢も当然あったほうがいいです。
スピリチュアル的なお話というのはあくまでも「一つの道標」「程度問題」なので、
「この考え方(視点)が絶対に正しい!」
というものはないというマインドの柔軟性も必要です。
「共通な何か」を作る、探す
「夫婦関係をもっといい方向へ改善したい!」
という場合、一つの解決法としては、夫婦関係の中で「共通の何かを作る」というものがあります。
例えば、
「今度の休みに○○にご飯食べに行こう!」
「今度夫婦で○○へ旅行へ行こう!」
など夫婦で共通する「何か」を作るという事です。
大きな目標になると難易度も高くなるので、まずは小さな事でいいので共通するものを作ります。
「いっしょにご飯食べる」「いっしょに映画を観る」でもいいです。
これはエネルギー的に見てどういう事かと言うと、
「二人のエネルギーを同じ方向へ向ける」
という事なんです。
運動会の「綱引き」をイメージしてもらうとわかりやすいですが、エネルギーが反対の方向へ向かっていると、お互いのエネルギーが引っ張り合い消耗してしまいますよね。
逆に同じ方向へ向かえば、相乗効果でよりエネルギーを高める事ができます。
「あいつのせいで、、」
というような仲の悪い夫婦というのはお互いのエネルギーが分離しているので、いろいろな意味で疲れてしまいます。笑
「あの人のおかげだな、、」
というような夫婦はエネルギーに一体感があるので、よりエネルギーが高まっていきます。
とはいえ、夫婦関係でいきなり「感謝する」というのは人によってはハードルが高いとは思うので、まずはどんな小さな事でもいいので「共通な何かを作る」というのはオススメです。
「別に夫婦関係良くしようとか思ってないけど?」
という人は別に無理に作らなくてもいいですけどね。笑
(´_ゝ`)ちーん
夫婦関係と「つもり」の罠
夫婦関係でうまくいかないという場合、「つもりの罠」にハマっていないか?と疑ってみるといいです。
これはよく男性(旦那)にある事なんですが、
- 相手の話を「聞いたつもり」になってないか?
- 相手の頼まれ事を「やったつもり」になってないか?
- 相手に言われた事を「わかったつもり」になってないか?
、、、(と自分で書いててなんだか耳が痛くなってきたような。。笑)
(´_ゝ`)つぶーん
この「つもり」というのは結構怖くて、本人が「気づいてない」という部分が案外厄介です。
これはもちろん男性だけの事ではなくて、女性(奥さん)にも同じ事が言えます。
例えば「わかったつもり」というのも、その事自体をわかるとかわからないという事以前に、理解しようとする「姿勢自体」が大事なんですね。
結果も大事ですが、それ以前にそうしたパートナーの姿勢自体に不信感を抱いたり、そこから信頼関係にも影響してきます。
特に男性に比べて女性というのは感度が高いので、この「つもり」というものを感じやすく、日常生活の中の「つもり」が積もり積もって、結果、些細な事で大ゲンカに発展するという事が起きたりします。
夫婦関係でうまくいっていない場合、まずは自分の日々の言動を内観してみるという事も大事な事だと思います。
夫婦関係は苦行
「奥さんが言うこと聞いてくれない!」
「ウチの旦那は家の事全然手伝ってくれない!」
「なんだか奥さんが怖い!」
「旦那が全然思い通りにならない!」
、、、
一言いいですか?
そんなん当たり前
(´_ゝ`)ちーん、、
最初にも言ったように、夫婦関係というのは苦行です。
なので極論、自分の「思い通り」になんてなるわけないんです。
パートナーに対してムカついたり、腹が立っていたり、またパートナーだけではなくてその親との関係であったりと、悩み、問題があるという状態が「普通」なんです。
「問題がある」という状態が、ある意味では当たり前のことであって「問題ない状態」とも言えます。
逆に言えばパートナーが完璧で何一つ問題ない人だと、魂が鍛えられずに全然レベルアップできないんですね。
(ごくごく稀にそういう夫婦もいるかもしれませんが、、笑)
夫婦関係というのは一生をかけての魂の修行、苦行とも言えます。
ということは、逆に言えばそのパートナーと「一生かけて」付き合っていく覚悟があるのか?という事も問われます。
「腹を括る」という言葉もありますが、夫婦関係というのはそれぐらいの覚悟が必要とも言えます。
もちろんこんな話をこれから結婚しようとしている夢と希望に溢れる若者に言ったら、高確率で引かれてしまうとは思いますが、笑 それぐらいに思っておいてちょうどいいのかなと思います。
逆に今の段階でパートナーに対してそこまでの覚悟がないのであれば、そのパートナーとは別れるというのも一つの選択肢だと思います。
もちろんここまでお話した「夫婦関係は魂の苦行」という視点もあくまで一つの視点なので絶対ではないし、
「そういう魂の~とかいうノリは嫌いだしムリ~!」
という人もいるとは思いますが、あくまで参考になればと思い今回お話しました。
この流れで次回は「男性性、女性性の違いと仕組み」についてやっていきたいと思います。
