
人生と同じでいろいろとある「意識」
今回は「潜在意識」をテーマに書いてみたいと思います。
この潜在意識という言葉は、よく自己啓発やスピリチュアルでも「引き寄せの法則」や、「思考は現実化する」というお話に出てくる言葉ですよね。
このテーマは話をし出すとめちゃくちゃ範囲が広く、油断すると話があちらこちらと脱線して収集がつかなくなる恐れがあるので、笑 なるべくそうならないように簡潔に説明したいと思います。
(´_ゝ`)それはあーたしだい
まず簡単に説明すると普段私たちが使っている(認識している)意識は、顕在意識と言います。
そこからもう少し意識の深い部分に潜っていくと潜在意識があり、そしてさらに深い部分に入っていくと個人の無意識領域があり、そこからさらにさらに深く入っていくと全体の無意識領域になります。
そして最終的な部分までいくと「ワンネス(すべて)」という領域になります。
ここまでを簡単に図にすると、
「顕在意識」
↓
「潜在意識」
↓
「個人の無意識領域」
↓
「全体の無意識領域」
↓
「ワンネス」
というイメージになります。
まあここは細かく考えないで、だいたいのイメージが伝わればオッケーです。
ではここから順番に、それぞれの特徴などをお話していきます。
顕在意識
私たちが日常生活で使っている意識が顕在意識です。
顕在意識が処理できる情報量を数字化すると、毎秒10~20bitと言われています。
ここは別にあまり難しく考える必要はなくて、イメージとしては「小さい自分が10~20人いる」というカンジです。
この顕在意識とは、自分と思っている表面的な自分です。
人はこの顕在意識が全てと思っていますが、ここは意識全体からすればごく僅かな部分に過ぎず、人生に本当の意味で影響を及ぼすのはここから奥の深い部分の意識です。
顕在意識が地上だとすれば、ここから先は広大な地下空間(宇宙)が広がっているというイメージです。
ではこの顕在意識からもう少し奥の深い部分に入っていきましょう。
潜在意識
人間の脳波は呼吸が深くリラックス状態になるとα波(アルファ)になり、逆に呼吸が浅く緊張状態の時はβ波(ベータ)になります。
顕在意識から深い部分にアクセスするにはリラックス状態のα波、さらにはθ波(シータ)という段階があります。
このリラックス状態というのが、簡単に言えば日常生活でみんな誰でもやっている睡眠です。
毎日の睡眠の質というのはとても大事なんですね。
潜在意識というのは文字通り「潜っている意識」なので、顕在意識ではないように思いますが、実はめちゃくちゃ人生に影響しています。
潜在意識が処理できる情報量は、毎秒1,100万bitと言われています。
先ほどの例えで言えば「小さな自分が1,100万人いる」というカンジです。
数字で分かるように顕在意識の比じゃないですよね。笑
(´_ゝ`)マジ?
巷にある引き寄せの法則や自己啓発系などの本に書いてある事は、「潜在意識を味方につけよう!」的なものが主流です。
「寝る前にアフォメーションしよう!」
「自分の願望を書いて毎日読み上げる。」
「既に願望が叶った自分を強くイメージする。」
など半ば無理やりに顕在意識から、潜在意識に刷り込むやり方が多いです。
これは「人生のステージ」で見るとステージ2の自己実現の段階が多いです。
→人生のステージ(魂レベル)にある4つの段階と高い人低い人の特徴
潜在意識のわかりやすい例では、たとえば誰かに会った後に、
「あの人とはなんだか気が合わないな、、」
という場面での「なんだか」の部分です。
これは潜在意識の中の小さな自分がいろんな意見を出し合ったその結果、「なんだか」という感情が顕在意識まで上がってきた状態です。
他にも違和感や虫の知らせ、なんとなくのような言語化できないようなものも、潜在意識のような深い部分から上がってきます。
潜在意識には自分の様々な情報があって、たとえばその中には過去のトラウマなども存在します。
このトラウマもある視点から見ればエネルギーなので、トラウマによって自分の行動を制限される事もありますが、逆に「再定義」すればプラスのエネルギーにもなります。
→過去を変える方法はあるのか?人生の後悔やトラウマを乗り越える考え方
小さな自分の数でも分かるように、潜在意識は顕在意識とは比べものにならないくらいの影響力を持っています。
ただ、話はここで終わりではなくまだまだ続きがあります。
個人の無意識領域
潜在意識からさらに深い部分に行くと、「個人の無意識領域」というものがあります。
潜在意識には「小さな自分が1,100万人」いると説明しましたが、ここはさらに多くの小さな自分がいます。
ここまでくると、数字で表せないぐらいの小さな自分がめちゃくちゃいます。
この領域になると時間も場所も超越しているので、自分の過去の情報やさらには未来の情報も全てあります。
ここは自分の領域(部屋)ですが、もう少し細かく言うと、他にも無数の領域(部屋)があって、家族であったり会社であったりと自分が所属しているコミュニティごとに、それぞれ無意識の領域(部屋)が存在します。
例えばあなたが今読んでいるこの「人生とはもらいもの」というブログも、一つのコミュニティで、無意識領域に存在しています。
例えば読者さんの誰かが、
「こういう記事を読みたいな、、」
と思ったとします。
すると無意識領域で小さな自分たちがそれを話合い、その深い部分から僕に情報が伝わってきてある日、
「あ、そうだ今度はこういう記事を書こう!」
と思い記事を書きます。
これは表面的なところだけ見れば「自分だけ」で思いついたように感じますが、こうした意識の深い部分では、物凄い情報のやり取りが今も行われているんですね。
他にもデジャヴや予知夢なんかも、寝ている時になんらかの原因でこの無意識領域と繋がる事で見えたりします。
全体の無意識領域
個人の無意識領域からさらに深い部分にアクセスすると、「全体の無意識領域」があります。
これは先ほどのような個人レベルの小さなコミュニティに比べると、もっと大きなコミュニティになっていきます。
あなたが住んでいる県のコミュニティさらには日本人のコミュニティ、世界全体のコミュニティ、地球全体のコミュニティ、宇宙人全体(地球も含む)のコミュニティ、高次元なんちゃらの存在全体のコミュニティと時間、空間、次元を超越した規模のコミュニティが存在します。
そしてそこからさらに深い部分にいくと存在の境界線がなくなっていき、いわゆる「ワンネス」という全てになります。
→ワンネスとは?スピリチュアルにある話をわかりやすく説明します
よく悟り系の人が、
「私は存在しないんです。」
「意識しかない。」
と言うのはこの部分の視点だけを切り取って言っているからなんですが、まあ誤解を招く表現ですよね。笑
このワンネスまで行ってしまうと存在という概念がなくなり、完全なる「全て」になってしまうので、この世界では無意味な話になります。
全体の無意識領域は、時間や次元を越えた全ての存在の情報があります。
過去の情報から、私たちが今いる現在から見た未来の情報も全て存在しています。
例えばこれから発明される世紀の大発明なども、既にこの領域にその情報が全てあります。
後は発明したとされる人がなんらかの原因でこの全体の無意識領域と繋がり、インスピレーションとなって、
「そうだ!いい事を思いついたぞ!」
と発明する人の顕在意識まで上り、発明されて世の中に出てきます。
例えば歌のアーティストもある時に、
「歌詞が突然降ってきた!」
というパターンがよくありますが、これも原理は同じでもう無意識領域にはこれからの未来の名曲も既にすべて存在していて、それぞれのアーティストが無意識領域から情報を引っ張り出して世の中に出てくるという仕組みです。
表面的に見ると一見その人本人が0から「全部自分で作った」ように見えますが、実はこうした無意識領域のような目に見えない部分が、世の中を動かしているという視点もあります。
他にスピリチュアル的な言葉で言うと、「アカシックレコード」というものもあります。
これは大まかにいえば、この全体の無意識領域の事で全て情報は既に存在していて、後は地球でいえば人間がその無意識領域にアクセスをして、情報を引き出しているというイメージです。
ここまで大まかに、意識の4段階について説明してきました。
おおまかに4段階に分けましたが、厳密に言えば意識はグラデーションのように分かれているので、
「はい!ここからがここ!」
というようなハッキリとした境界線はありません。
そしてここまでの話を聞くと、
「意識の全体図はなんとなくわかったけど、その深い意識にアクセスするにはどうすればいいの?」
という質問が出そうですよね。
なので次は、「深い部分の意識にはどうすればアクセスできるのか?」という部分のお話をしていきます。
深い意識へのアクセス方法
最初にも説明したように、顕在意識より深い部分の意識にアクションするには「β波」→「α波」と脳波のリズムが緩やか、もっと簡単にいえばリラックス状態が大事だと説明しました。
ただこれって別に難しく考える必要はなく、実は私たちは毎日知らないうちに「潜在意識」→「無意識領域」へとアクセスをしてるんですね。
(´_ゝ`)アラやだ!
それは睡眠です。
人間は寝ている時にだんだんと意識が潜在意識へ、さらに眠りが深くなってくると無意識領域へと入っていきます。
寝ている時って、自我がだんだんと薄れていきますよね。
睡眠に関して言うと特にウトウトして、
「あ~意識が無くなる、、」
という寝落ちする直前あたりがめちゃくちゃ大事なんです。
この時に「どういう事を考えながら寝落ちするのか?」という事なんです。
例えば、
「あ~やっぱり私は何をやってもダメだ~。」
「あ~なんだかんだで今日も死ななかったし、けっこういい一日だったな~。あ~ありがて~。」
という二つのマインドのパターンがあるとします。
ある視点ではどちらかが「正しい、間違ってる」というものはなくて、それぞれそういう思考があるだけです。
そして潜在意識や無意識領域というのも善悪という基準がないので、そういう寝落ち前のマインドを深い意識の部分に反映させます。
するとどうなるかと言うと、
「あなたの願い(想い)を叶えましょう」
と言わんばかりに、現実世界になんらかのカタチで反映させようとします。
なのでこの仕組みというのは、メリットがあると同時にデメリットもあるという事です。
では次に、先ほど説明した4つの意識とアクセスな仕組みについてお話します。
人間の意識を大まかに図にすると、
- 「顕在意識」
- 「潜在意識」
- 「個人の無意識領域」
- 「全体の無意識領域」
があると説明しました。
実はこれ、以前にこのブログで説明した「人生の4つのステージ」と関係しています。
関連記事→【人生のステージ(魂レベル)】にある4つの段階と高い人低い人の特徴
人生のステージにも大まかに分けると4つあります。
- 「1のステージ(欲望)」
- 「2のステージ(自己実現)」
- 「3のステージ(貢献)」
- 「4のステージ(使命)」
それぞれの詳しい説明は以前やったので割愛しますが、実はこの数字の部分がそれぞれリンクしているんですね。
例えば、「2」の潜在意識は人生のステージで言えば、自己実現と密接に関係しています。
巷の引き寄せの本などの内容は主に自己実現で、それに関する意識の説明は「潜在意識を味方につける」という部分をやっています。
「3」「4」などの場合は、自己実現(自分)より意識の範囲が広がって、「誰かのために」「世の中の役に立ちたい」など全体の事を考えている人です。
そういう意識で生きている人は無意識領域にアクセスしやすくなり、自分だけでは到底思いつかないようなアイデアが降ってきたり、想いも寄らないような人から連絡がきて助けてもらえたりという事が起きたりします。
例えば何か物事をする時に、
「自分のために~」
という人と、
「人のために~」
という人ではアクセスする意識の領域が違がってきて、応援してくれる小さな自分の数が違ってきます。
よく「天が味方する」という言葉がありますが、これは「世の中のために~」という意識で生きている人は全体の無意識領域にアクセスしやすくなり、結果応援してくれる小さな自分の数がとても多いという理由からくるんですね。
まとめ
ここでのポイントは、今の自分がどのステージの段階にいるのか?は関係なく、「今この瞬間に自分がどういう意識で生きているのか?」という部分が大事なんです。
もちろんこれも視点によっては「いい、悪い」はなく、その人がどういう意識で生きて、その結果どういう未来を迎えてもある意味では自己責任とも言えます。
そして大事な事は、この世には絶対はないので、どれだけ本気でやっても設定した未来にならない事もあります。
「やれるだけの事はやって、あと(結果)は神様にお任せします。」
という腹を括るというか、覚悟のような視点は持っておいたほうがいいです。
ここまでのポイントは、顕在化意識より深い部分アクセスするには睡眠と想いが大事で、そしてより深い意識へのアクセスにはそれだけのエネルギーも必要になってきます。
エネルギーは日常生活の中で睡眠以外にも食事、マインド、人間関係などいろいろな影響を受けます。
エネルギーについての詳しいお話は、こちらの記事を参考にしてください。
→エネルギー(波動)とは?スピリチュアルな話にもあるこの世の仕組み
あと食事に関しては、これからこのブログでぼちぼちとやっていこうと思っています。(その後書いた食とエネルギーの記事はこちら。)
→食で人生が変わる?食事でよりエネルギー(波動、次元)を上げる方法
というわけで、潜在意識についてのお話は今回は以上です。
潜在意識に関連する記事で「引き寄せの法則」のお話はこちらです。
