親と子それぞれにある視点
いきなりで申し訳ないんですけど、NHKの「朝ドラ」って見ますか?
(´_ゝ`)どした急に?
僕は自営業なので仕事上見れてしまうんですけど、ふつうに会社に通勤しているサラリーマンの人は、番組は朝8時からやっているのでなかなか見れないとは思いますが。。
今の朝ドラは「半分青い」というタイトルで、主役のヒロインは永野芽郁さんという女優さんで、その主役の幼なじみ役でイケメン俳優の佐藤健さんが出演しています。
まあだいたい毎日仕事の始まる前に、習慣になって見てるんですね。
というわけで今回は、この前朝ドラを見ていて思ったこと(親子問題)をちょっとブログネタとして書いてみたいと思います。
朝ドラ見てて思った親子関係の悩み
全体のストーリーはちょっと割愛して、ヒロインの女子高校生のすずめが進路を決める時期に、
「東京に行って漫画家を目指したい!」
と、ある日いきなり親にぶっこむわけです。
このヒロインのすずめは、片方の耳が聞こえないという身体的ハンデを背負っているので、特に母親が娘の東京行きに猛反対するわけですね。
「あんたなんかが東京行ってやっていけるわけないでしょ!」
当然、この母親の主張に対して娘は言い返します。
「なんでそうやって勝手に決めつけるの!?」
というカンジで言い合いになって、娘はたまらずに家を飛び出して泣き泣き歩くという展開になります。
これって、まあどこの家庭にもありそうな「あるある」ですよね。
これもそれぞれの視点によって、見えてくるものが違ってきます。
ヒロインからすれば、
「お母さんは私の事ぜんぜん理解してくれない!」
「お母さんは頭ごなしに物事を決めつける!」
「もっと私を認めてよ!」
というような思いを、お母さんに対して抱きます。
逆にお母さんの視点から見れば、
「身体的ハンデがあるのに大都会で生きていくなんて無理。」
「昔からあの子を見てるから私にはわかる。あの子にはそんな力なんてない。」
「あなたは世の中をなにも知らないからそんな事言えるの!」
というような、親なら誰しもわが子を心配する思いを抱いています。
(あ、ちなみに僕にも娘がいますから、その気持ちもよく分かります。笑)
これはどちらの視点が正しいわけでもなく、それぞれ正しいとも言える状態です。
親子それぞれにある想い
ヒロインの方は自分の想いをストレートに言っているので、周りに迷惑かけるとかそんな事はほっといて共感できます。
ここで問題なのは、お母さんの視点です。
「身体的ハンデがあるのに大都会で生きていくなんて無理。」
これは一見、子供のために言っているようで、実は「自分のため」に言っています。
子供の想いより、「自分が楽になりたい」から言っています。
本人はそう思ってないと思いますが、子供の気持ちより自分の気持ちを優先させた言葉なんです。
なぜかというと、お母さん自身が心配したくないから娘の東京行きを止めています。
「東京で生きていけるわけない。」
という心配は確かに間違ってないです。
ただ厳密に言えば、「今、現時点では」という事なんですよね。
「あなたは世の中をなにも知らないからそんな事言えるの!」
これも現時点の話でヒロインは世の中の事をなにも知らないからこそ、これから東京へ行って人生の勉強しようとしてるわけです。
逆に最初っから何でも知っている人なんて、この世にいないです。
今はまだ田舎育ちの世間知らずだからこそ、これから上京して泣いて泥水すすって、人間として成長しようとしてるんですね。
どんな事も同じなんですが、始める前からうまくいくとかいかないとか、誰にだって分かるわけないんです。
究極的に言えば神様だって「分からない」んですから。笑
このお母さんと娘のやり取りは、鳥かごから飛び立とうとする鳥を、飼い主が一生懸命閉じ込めようとしているイメージです。
このお母さんは娘によかれと自分の思い通りにしようとしてますが、この世の共通設定は思い通りにならないという事を知ると、もう少し肩の力が抜けるのかなと思います。
まとめ
子供がある程度の年齢に達したら、最終的に親は見守るしかないです。
ベタな話、親って漢字も木の上に立って見るですよね。
ようはこの朝ドラの母親は、我が子に対して腹がくくれてない状態です。
「何でも自分の思い通りにしたい!」
というのは誰だってそう思います。
もちろん、ある程度は自分の努力次第で思い通りにする事は可能なんですが、それはあくまでも自分の事です。
お母さんにはお母さんの世界があるように、子供には子供の世界があります。
子供の事は親の思い通りにはなりません。
親の事も子供の思い通りになりません。
例えば日本という国がどこかの国に、
「あーせえ!こーせえ!」
と思い通りに(支配)しようとすると戦争(ケンカ)になるのといっしょで、自分以外の何かは基本的には思い通りにならないです。
というか極論、「自分」でさえ思い通りにならないわけですから。笑
まあ親子なんだから基本的には言いたい事を言い合えばいいんですが国といっしょで、
「これ以上は侵入したらあかん!」
という、ある程度の境界線(距離感)は大事だと思います。
というわけで今回は朝ドラのやり取りを見て思った、親子関係の問題のお話でした。
追記
また別の「エネルギー」という視点からこの問題を見ると、この母親は子供からエネルギーを吸っています。
→あなたの身近にもいるエネルギーバンパイアの特徴と身を守る方法とは?
ようはひと言でいえば、「エネルギーバンパイア」ですね。
(´_ゝ`)あらやだ!
子供が人生の中で大きく成長しようとした時に、親はそれを無意識に止めようとします。
親が子供の事を「信頼」できない状態は、「分離」しているのでエネルギーは漏れます。
逆に信頼できている場合は、エネルギーが高く「循環」している状態です。
「エネルギーと信頼」についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ノリさん、おはようございます♪
「半分、青い」早番でないとき、ときどき見ます。やっぱりこのあとの展開気になりますね~。あと個人的には星野源さんのテーマ曲が耳に焼きついてしまって…一時困りました(笑)(;つД`)
朝の連ドラといえば思い出深いのは「花子とアン」(笑)
「ごきげんよう」…ノリさんのブログでも記事の閉めのことばでよく出てきたので覚えています。「ゴートゥーベッド!!」(笑)というのもありましたね~(笑)なつかしいですね。
セブンのアイスは冬によくマカロンアイスを食べてました。まだあるかなあ…(笑)(;´Д`)帰り寄ってシューアイスといっしょにちょっと探してみます(*^^*)
「ごきげんよう」と「ゴートゥーベッド!!」
めちゃくちゃ懐かしいですね。笑
マカロンアイス、、気になります。。
初めまして。偶然たどり着きました。
私の母も過干渉でずっと嫌な思いをしてきましたが、私が42歳になってやっと初めて「エゴを押し付けないでほしい」と言えました。それから絶縁のようになり1年が経とうとします。私自身3人の子がおり、母のことは反面教師とし、子供の人生を尊重しなければと身を持って気づかされました。母とは気まずい関係になり、このお盆で親戚が集まる場でどうなるのか不安ですが、あまり深く考え過ぎず過ごしていこうと思います。これからも投稿を楽しみにしております。
ウニさんコメントありがとうございます。
「反面教師」って僕自身もそうなんですけど本当によくあります。笑
ウニさんにとっていいお盆になるといいですね。(^_^)
私は長男ですが、実家の事情で家を継ぐのは私ではありませんでした。
それ故、私が何をしようと他人に迷惑を掛けなければ構わないと言った様に感じていました。
そんな実家の事情で、だらしない父でしたが私の為にしてくれたことが、60年経った今、ひしひしと感ずるようになりました。
私が中学生になるので、部屋を確保する為にしてくれたことが、この歳になりやっとわかったのです。
それは、孫の為に娘婿に部屋を確保して欲しいと願っても対応しないことから思い出しました。
父が死ぬ少し前に、ただ単にいい親父だったと思えたことが良かったです。
そして、本当にいい親父だと、今つくづく思います。