感謝と段階(ステージ)について
今回は「感謝」についてお話してみたいと思います。
よく巷の自己啓発やスピリチュアル本なんかで、こんな言葉ありますよね。
「何事も感謝する事が大切です。」
これって確かにそうなんですが、これってものすごく雑な言い方で、この言葉を受け取る人の場合によっては毒だったりもします。笑
「え?それってどういう事なの?」
という事をこれから順番にお話します。
感謝の種類
まず感謝とは大まかに分けると2種類あります。
それは行為と状態です。
例えばあなたが、
「とにかくイヤな事があっても感謝しなさい!」
と言われて無理やり感謝する場合は、「行為」の感謝になります。
「はいはい。感謝すればいいんでしょ~」
というカンジにする感謝です。
確かに物事に対して感謝しないよりはしたほうがいいんですが、無理やり表面上で取り繕うだけの感謝なので、ヘタしたら逆にストレスになったりします。
もう一つの「状態」の感謝というのはさっきのような、
「感謝しよう!」
「感謝しなさい!」
というような無理やりなものではなくて、日常生活の中で自然と出てくる
「ありがたいな~。」
というような想いです。
これは行為ではないので、ある意味自分の力(自我)ではどうしようもできないものです。
なぜならそれは、自然に湧き出てくるものだから。
これって別に特別な事じゃなくて、誰しも日ごろやってる事(感謝)です。
感謝をしている自覚がない感謝。
だからある視点から言えば何かそういう本を読んだり、そういうセミナーも受けて勉強する必要もないんですよね。
だってもう感謝できているわけだから。
ステージによって違う感謝
最初に感謝のやり方によっては毒になると言ったのは、人にはそれぞれ「ステージ」というか「魂レベル」というかそういったものがあります。
もちろん視点によっては(ワンネス視点)そんなものはないです。
ただこの話はこの世の事なので、そういうステージみたいなものはあります。
例えば同じ地域で同じ年に生まれた人でも、それぞれステージが違います。
ここで注意したいのはこれは別に、
「高いからよくて低いからダメ!」
という単純な話ではないんです。
小学校と同じで1年生は1年生で勉強することがあるし、6年生は6年生の勉強がありますよね。
それと同じで人がこの世に存在している以上は、それぞれに勉強することがあります。
これを踏まえて感謝の話に戻すと、いろいろな物事で感謝をできればそれにこしたことはないんですが、そのステージにいない人が無理やり感謝(背伸び)すると、ストレスになって逆効果になる場合もあります。
小学1年生が3段の跳び箱を練習しているのに、いきなりというか無理やり6年生と同じ高さの跳び箱をやらしたら大抵ケガしますよね。
それといっしょで人にはそれぞれ、段階(ステージ)みたいなものがあります。
だから感謝とは人に、
「あーせえこーせえ」
と強要するものではなくて、それぞれ個人が自分のできる範囲でやればいいだけの事だと僕は思うんですよね。
まとめ
感謝というものはやって気持ちよければそれでいいし、「なんか無理あるな~」と思ったら別にムリしてやらなくてもいいと思います。
だって感謝って「こういうものだ!」という定義なんてどこにもないですから。
(´_ゝ`)ふーん
このお話の結論としては、
「感謝したい人はやればいいし、あと人には押し付けないようにする事」
というのが、暑苦しくないし人にも迷惑かけないからいいスタンスだと僕は思います。
先ほどのお話にもあった「人生のステージ(魂レベル)」についてはこちらです。
”行為と状態”
納得です。
「感謝することが大切」と聞くと何か変な感じがしていました。
感謝の状態にあることが嬉しいことなのですね。