俯瞰って何?
今回は「俯瞰(ふかん)」についてお話してみたいと思います。
(´<_` )ふかん?
このブログでもよく「これは俯瞰して見ると~」という言葉を使います。
この俯瞰に似たものだと「視点」という言葉がありますが、これは視点という大きなカテゴリーの中に「俯瞰」という考え方があるという大まかなイメージでここではオッケーです。
以前、俯瞰についてはこのブログでもお伝えしましたが、今回はもう少し内容を掘ってお話してみたいと思います。
よくスピリチュアルでも、
「自分を俯瞰して見てください。」
という言葉がありますよね。
今あなが見ている世界というのは、「あなたという主観を通して見ている世界」です。
例えばあなたは今、このブログをスマホやらタブレットやらパソコンで見ている視点がありますよね。
これがあなたの主観です。
この状態を少し俯瞰して見てみると、例えば「Googleマップ」をイメージしてもらって少し高い位置から見てみると、「スマホの画面を見ているあなた」がいます。
さらに俯瞰して空の上から見てみると、豆粒ぐらいのあなたがいます。
さらに俯瞰すると、あなたは見えなくなって日本列島が見えます。
さらに俯瞰すると、漆黒の宇宙に青く光る地球が見えます。
さらに俯瞰すると、無数の星が光る宇宙空間が見えます。
、、とまあここまで俯瞰する必要はないんですが、笑 「俯瞰する」というのは「主観から離れて少し高い視点から自分を見る」というようなイメージになります。
俯瞰する事の重要性
この「俯瞰する」というのは、この世に陰陽があるようにメリットデメリット両方ありますがデメリットについては後半のほうでお話します。
ほとんどの人は「俯瞰し過ぎる」という事はまずないので、この「俯瞰する」という視点はある程度知っておいたほうが僕はいいと思っています。
なぜ俯瞰する事が大事なのかと言うと先ほど言った「主観」というものが強過ぎると、人生の中で同じ失敗を繰り返してしまったり人間関係もうまくいかなくなる場合が出てくるからです。
例えば巨大迷路に入って出口を目指す場合、主観しかないと何度も同じ壁にぶつかってしまうけど、少し俯瞰して迷路を見れば、
「あ~ここに壁があってあっちに行けばいいのか~。」
と、スムーズに出口に向かう事ができますよね。
まあ厳密に言えば、「回り道」=「よくない」という事でもないんですが、笑 ここではあくまでも俯瞰の重要性についてお話していきます。
俯瞰のメリットというのは簡単にいえば、
- 「今の自分の状態(内面、外面)がわかる。」
- 「相手の気持ちがわかる。」
という事が言えます。
自分探しと俯瞰について
よく「自分探し」という言葉があります。
あなたは「自分」って何だと思いますか?
(´<_` )しらね
私たちが認識している自分って「いろいろな自分」が存在しています。
(仮にこのいろいろな自分を「小人」とします。)
(このへんのお話を少し掘ると、今私たちが普段認識している自分が「顕在意識」、その奥の自分「潜在意識」(たくさんの小人)というイメージになります。)
ポジションな自分。
ネガティブな自分。
臆病な自分。
挑戦的な自分。
めんどくさがりな自分。
マメな自分。
あんな自分こんな自分。。
諸行無常という言葉もあるように、毎瞬毎瞬いろいろな自分が存在していて常に移り変わっています。
ある視点から言えばどの自分が正しい間違ってるというものはなくて、全部「本当の自分」です。
なので自分というものの結論は、
「わからない。」
という事になります。
(あくまで一つの視点としてです。笑)
という前フリを入れつつ、笑「自分と俯瞰」について少しお話します。
例えばあなたが「めんどくさがり屋」だとします。
「あ~めんどくさい~!」
あなたの中にいろいろな自分という小人がいて、「めんどくさがり」という小人がいるというイメージです。
この「めんどくさがり」という自分を改善するしないは本人の自由なんですが、俯瞰して見るというのは善悪を越えて、
「あ~めんどくさがりな自分もいるな。」
と客観的に見るイメージになります。
もう少し分かりやすく言えば、
「めんどくさがり屋の自分を一旦認めている。」
という事ですね。
自分の中にいろいろな小人を一旦認めて、そこから改善するしない(自分はどうしたいのか?)、という部分を選択していくという事です。
「善悪を越えて一旦認めてみる。」
これが大事な部分で、そのために「俯瞰する」という視点が必要になるという事ですね。
ただ、この俯瞰するという視点はメリットしかないわけではなくて、何事も行き過ぎるとデメリットも出てきます。
俯瞰の注意点
「俯瞰をし過ぎる」とはどういう事なの?という事なんですが、よくスピリチュアルでも「悟り系」に見られます。
例えば、先ほどGoogleマップのくだりでお話したように、どんどん俯瞰していくといわゆる「宇宙視点」になります。
この宇宙視点の何が問題なのかと言うと「問題がないという問題」が出てきます。笑
「俯瞰し過ぎる」=「不感症」
ようは「何も感じなくなる(感じにくくなる)」という問題が出てきます。
これまでお話したように、人生の中で「俯瞰する」という視点は大事なんですが、俯瞰し過ぎるをと自分も他人の痛みもわからないいわゆる「ヤバイやつ」になります。笑
よくスピリチュアルの悟り系を生業にしている人が、
「ただ起きてるだけ~。」
「リラックスしてればいいんだよ~。」
「問題なんてないんだよ~。」
と言うのは、視点によっては間違ってはないんですけど、なんとなくヤバイですよね。笑
(この言葉もどの視点から言っているかにもよりますが。。)
宇宙視点から見た地球には問題なんてないように見えますが、地上に生きている私たちには存在している以上、課題(問題)があります。
「問題はない」という視点は「一時的な避難所」としていいとは思いますが、生きて存在している間、ずーっといる場所ではないです。
というか人間である以上みんな不完全なので、無理して聖者ぶる必要はないと思います。
少し話がそれましたが、俯瞰もし過ぎるとあまりよろしくないという事ですね。
これはどんなにカラダにいい食べ物でも、食べ過ぎるとよくないのと似ています。
というわけでは今回は「俯瞰」についての重要性と、し過ぎるデメリットについてのお話でした。